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わがさと
○そも/\
我郷雪中の
洪水、大かたは初冬と仲春とにあり。
此関といふ
駅は左右
人家の
前に
一道づゝの
流あり、
末は
魚野川へ落る、
三伏の
旱にも
乾く事なき
清流水也。
我郷(豊後
日田郡)に伏木という山村あり。民家の子五六歳にて、夜
啼きて
止まず。戸外に追出す。
○そも/\
我里の元日は野も山も
田圃も
里も
平一面の雪に
埋り、春を知るべき
庭前の梅柳の
類も、去年雪の
降ざる秋の末に雪を
厭て丸太など立て
縄縛に
遇たるまゝ雪の中にありて元日の春をしらず。
○そも/\
我里の元日は野も山も
田圃も
里も
平一面の雪に
埋り、春を知るべき
庭前の梅柳の
類も、去年雪の
降ざる秋の末に雪を
厭て丸太など立て
縄縛に
遇たるまゝ雪の中にありて元日の春をしらず。