“わがさと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
我郷50.0%
我里50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
○そも/\我郷わがさと雪中の洪水こうずゐ、大かたは初冬と仲春とにあり。このせきといふしゆくは左右人家じんかまへ一道ひとすぢづゝのながれあり、すゑ魚野川うをのかはへ落る、三伏さんふくひでりにもかわく事なき清流水せいりうすゐ也。
我郷わがさと(豊後日田ひた郡)に伏木という山村あり。民家の子五六歳にて、夜きてまず。戸外に追出す。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
○そも/\我里わがさとの元日は野も山も田圃たはたさと平一面ひらいちめんの雪にうづまり、春を知るべき庭前ていぜんの梅柳のるゐも、去年雪のふらざる秋の末に雪をいとひて丸太など立て縄縛なはからげあひたるまゝ雪の中にありて元日の春をしらず。
○そも/\我里わがさとの元日は野も山も田圃たはたさと平一面ひらいちめんの雪にうづまり、春を知るべき庭前ていぜんの梅柳のるゐも、去年雪のふらざる秋の末に雪をいとひて丸太など立て縄縛なはからげあひたるまゝ雪の中にありて元日の春をしらず。