“其姿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そのすがた75.0%
そのなり25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小六ころく無論むろん叔父をぢ夫婦ふうふとも二人ふたりむかひにてゐた。宗助そうすけ一眼ひとめ其姿そのすがたたとき、何時いつにか自分じぶんしのやうおほきくなつたおとうと發育はついくおどろかされた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
あれが、かあ/\いてひとしきりしてしづまると其姿そのすがたえなくなるのは、大方おほかた其翼そのはねで、ひかりをかくしてしまふのでしやう、おほきなはねだ、まことにおほきつばさだ、けれどもそれではない。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
のぶさんうした鼻緒はなをつたのか、其姿そのなりどうだ、ッともいなと不意ふいこゑくるもののあり。
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)