背後しりへ)” の例文
ばちはてきめん、我が事も、人の背後しりへに笑ふぞと、知らぬが花の模様もの、着た夫人おくがたの集会も、あながち長屋の女房達に、譲らぬが世の習ひなるべし。
移民学園 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
かへり見らるる船のみち、背後しりへの花火、すれちがひたる麝香連理じやかうれんりの草花の籠、ひとの襟あしみなほのかなれ。
第二真珠抄 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
かへり見らるる船のみち、背後しりへの花火、すれちがひたる麝香連理じやかうれんりの草花の籠、ひとの襟あしみなほのかなれ。
観相の秋 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)