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男子
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だんし
ふりがな文庫
“
男子
(
だんし
)” の例文
だツて
紳士程
(
しんしほど
)
金満家
(
きんまんか
)
にもせよ、
実
(
じつ
)
は
弁天
(
べんてん
)
も
男子
(
だんし
)
に
見立
(
みたて
)
たいのさ。と
云
(
い
)
つて
居
(
ゐ
)
ると
背後
(
うしろ
)
の
襖
(
ふすま
)
を
開
(
あ
)
けて。浅「
僕
(
ぼく
)
が
弁天
(
べんてん
)
です、
僕
(
ぼく
)
が
弁天
(
べんてん
)
さ。 ...
七福神詣
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
自ら不良少女と
名乘
(
なの
)
ることによつて
僅
(
わず
)
かに
慰
(
なぐさ
)
んでゐる心の
底
(
そこ
)
に、
良心
(
りやうしん
)
と
貞操
(
ていさう
)
とを大切にいたわつているのを、人々は(
殊
(
こと
)
に
男子
(
だんし
)
に
於
(
おい
)
て)
冬を迎へようとして
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
當
(
まさ
)
に
秋霜
(
しうさう
)
となるとも
檻羊
(
かんやう
)
となる勿れと此言や
男子
(
だんし
)
たる者の
本意
(
ほんい
)
と思ふは
却
(
かへつ
)
て其方向を
誤
(
あやま
)
るの
基
(
もと
)
にして
性
(
せい
)
は善なる
孩兒
(
がいじ
)
も生立に
隨
(
したが
)
ひ其質を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
女
(
をんな
)
でさへその
意氣
(
いき
)
だ。
男子
(
だんし
)
は
働
(
はたら
)
かなければならない。——こゝで
少々
(
せう/\
)
小聲
(
こごゑ
)
になるが、お
互
(
たがひ
)
に
稼
(
かせ
)
がなければ
追
(
お
)
つ
付
(
つ
)
かない。……
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
当時の医師産婆等は皆
斯
(
か
)
かる事実の有り得べきことを表白し、ハアウルの裁判所にても、生れたる
男子
(
だんし
)
に嫡出子のあらゆる権利を与へし由に候。
アンドレアス・タアマイエルが遺書
(新字旧仮名)
/
アルツール・シュニッツレル
(著)
▼ もっと見る
詩経
(
しきやう
)
には
男子
(
だんし
)
の
祥
(
しやう
)
とし、或は
六雄将軍
(
りくゆうしやうぐん
)
の名を
得
(
え
)
たるも
義獣
(
ぎじう
)
なればなるべし。
夏
(
なつ
)
は
食
(
しよく
)
をもとむるの
外
(
ほか
)
山蟻
(
やまあり
)
を
掌中
(
てのひら
)
に
擦着
(
すりつけ
)
、
冬
(
ふゆ
)
の
蔵蟄
(
あなごもり
)
にはこれを
䑜
(
なめ
)
て
飢
(
うゑ
)
を
凌
(
しの
)
ぐ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
自動冐險鐵車
(
じどうぼうけんてつしや
)
! あゝ
此
(
この
)
前代未聞
(
ぜんだいみもん
)
なる
鐵車
(
てつしや
)
の
製造
(
せいざう
)
は、
隨分
(
ぜいぶん
)
容易
(
ようゐ
)
な
事
(
こと
)
ではあるまい。
然
(
しか
)
し、
私
(
わたくし
)
も
一個
(
いつこ
)
の
男子
(
だんし
)
である。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
こんな
苦
(
くる
)
しい
道中
(
どうちゅう
)
のことでございますから、
御服装
(
おみなり
)
などもそれはそれは
質素
(
しっそ
)
なもので、
足
(
あし
)
には
藁沓
(
わらぐつ
)
、
身
(
み
)
には
筒袖
(
つつそで
)
、さして
男子
(
だんし
)
の
旅装束
(
たびしょうぞく
)
と
相違
(
そうい
)
していないのでした。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
そして
男子
(
だんし
)
のものには、
身
(
み
)
に
甲胄
(
かつちゆう
)
をつけ
劍
(
つるぎ
)
を
佩
(
は
)
いてゐる
勇
(
いさ
)
ましい
形
(
かたち
)
をしたのがあり、
婦人
(
ふじん
)
の
像
(
ぞう
)
には、
髮
(
かみ
)
を
結
(
むす
)
びたすきをかけ、
何
(
なに
)
か
品物
(
しなもの
)
を
捧
(
さゝ
)
げてゐるようなのもあります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
ケーは、こういってじいさんから
頼
(
たの
)
まれれば、
男子
(
だんし
)
として
聞
(
き
)
いてやらぬわけにはゆきません。
眠い町
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
總説 コロボツクルの
衣服
(
いふく
)
に付きては口碑甚不完全なり。或地のアイヌはコロボツクルの
男子
(
だんし
)
は
裸体
(
らたい
)
なりし
由
(
よし
)
云へど、そは屋内の
事
(
こと
)
か屋外の事か詳ならず、
且
(
か
)
つ女子は如何なりしか傳へず。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
偖も大岡殿は
退出
(
たいしゆつ
)
後
(
ご
)
早速
(
さつそく
)
佐
(
すけ
)
十郎
郷
(
がう
)
右衞門の兩人を
呼
(
よび
)
出し今度の
趣意
(
しゆい
)
を
尋
(
たづ
)
ねられければ兩人謹んで
平伏
(
へいふく
)
なし私し主人の先代平助儀
當主
(
たうしゆ
)
主税之助
(
ちからのすけ
)
養子
(
やうし
)
に
參
(
まゐ
)
られ候後兩人の
男子
(
だんし
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
主
(
おも
)
に
城内
(
じょうない
)
の
馬場
(
ばば
)
で
稽古
(
けいこ
)
したのですが、
後
(
のち
)
には
乗馬
(
じょうば
)
で
鎌倉
(
かまくら
)
へ
実家帰
(
さとがえ
)
りをしたこともございます。
従者
(
じゅうしゃ
)
も
男子
(
だんし
)
のみでは
困
(
こま
)
りますので、
一人
(
ひとり
)
の
腰元
(
こしもと
)
にも
乗馬
(
じょうば
)
の
稽古
(
けいこ
)
を
致
(
いた
)
させました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
さてこの
埴輪
(
はにわ
)
はどういふ
燒
(
や
)
き
物
(
もの
)
かといひますと、
細
(
ほそ
)
い
刷毛目
(
はけめ
)
の
線
(
せん
)
のはひつた
赤色
(
あかいろ
)
の
素燒
(
すや
)
きでありまして、
人間
(
にんげん
)
の
像
(
ぞう
)
はたいてい
二三尺
(
にさんじやく
)
くらゐの
高
(
たか
)
さで、
男子
(
だんし
)
もあり
婦人
(
ふじん
)
もあります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
君
(
きみ
)
がいってくれたら、
山本
(
やまもと
)
くんも
喜
(
よろこ
)
ぶだろう。ただ
注意
(
ちゅうい
)
することは、
第
(
だい
)
一に、なにごとも
忍耐
(
にんたい
)
だ。つぎに、
男子
(
だんし
)
というものは、
心
(
こころ
)
に
思
(
おも
)
ったことは、はきはきと
返事
(
へんじ
)
をすることを
忘
(
わす
)
れてはならぬ。
空晴れて
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
之を用ゐしは
男子
(
だんし
)
ならん。そは此所に
述
(
の
)
べたる如き面貌の土偶は
乳房
(
ちぶさ
)
の部の膨れ方
甚
(
はなはだ
)
少
(
すくな
)
きを以て
察
(
さつ
)
すべし。光線反射の眼に害有る
男女
(
なんによ
)
に從つて差有るの
理
(
り
)
無
(
な
)
し。女子は
如何
(
いか
)
にして眼を
保護
(
ほご
)
せしや。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
その
時
(
とき
)
私
(
わたくし
)
の
良人
(
おっと
)
もお
目
(
め
)
にかかりましたが、
後
(
あと
)
で、『あんな
美人
(
びじん
)
を
妻
(
つま
)
に
持
(
も
)
つ
男子
(
だんし
)
はどんなに
仕合
(
しあ
)
わせなことであろう……。』などと
申
(
もう
)
した
位
(
くらい
)
に、それはそれは
美
(
うつく
)
しい
花嫁
(
はなよめ
)
姿
(
すがた
)
でございました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
“男子”の意味
《名詞》
男子(だんし 呉音:なんし)
男の子。少年。
むすこ。
男の人、男性。特に家計や社会の担い手としての男性。
(出典:Wiktionary)
男
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“男子”で始まる語句
男子山
男子組合
男子村
男子蘭
男子達
男子部
男子禁制