“刷毛目”の読み方と例文
読み方割合
はけめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白絵、刷毛目はけめ、櫛描、指描、流釉ながしぐすり天目てんもく、柿釉、飴釉、黄釉、緑釉等々々。作る品は実用品ばかりである。
日田の皿山 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
初夏の日が庭の苔に落ち、刷毛目はけめついた羽目の白壁を照すのを眺めつつ、彼らはしゃべった。
伸子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
さてこの埴輪はにわはどういふものかといひますと、ほそ刷毛目はけめせんのはひつた赤色あかいろ素燒すやきでありまして、人間にんげんぞうはたいてい二三尺にさんじやくくらゐのたかさで、男子だんしもあり婦人ふじんもあります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)