“だんし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
男子40.0%
檀紙30.0%
弾指6.7%
団子3.3%
弾子3.3%
段氏3.3%
男使3.3%
男児3.3%
談枝3.3%
談詩3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自ら不良少女と名乘なのることによつてわずかになぐさんでゐる心のそこに、良心りやうしん貞操ていさうとを大切にいたわつているのを、人々は(こと男子だんしおいて)
冬を迎へようとして (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
そこで実隆は檀紙だんし十帖、布一段を謝礼として種玉庵に遣わしたけれども、宗祇はかたく辞してこれを返送したとのことである。
天人の悲嘆 尊者は弾指だんし三たびに及んでもはや我を死刑に処せよという合図を致しましたが
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
一人の世界を方寸にまとめたる団子だんしと、他の清濁を混じたる団子と、層々相連あいつらなって千人に千個の実世界を活現する。個々の世界は個々の中心を因果いんがの交叉点に据えて分相応の円周を右にかくし左に劃す。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
皆天には霧の球、地には火山の弾子だんし、五合目にして一天の霧やうやれ、下によどめるもの、風なきにさかしまにがり、故郷を望んで帰りなむを私語さゞめく。
霧の不二、月の不二 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)
伝えて言う、晋の大始たいし年中、劉伯玉りゅうはくぎょくの妻段氏だんしあざな光明こうめいといい、すこぶる嫉妬ぶかい婦人であった。
不潔なモルフィネ中毒患者をよそおって、よろよろ歩いていたし、一方ルーズベルトの特使の方は、男使だんし女使じょしの二人組で街頭がいとう一品料理は如何でございと屋台やたいを引張って触れて歩いていたのである。
そしてちちのつもりでは、私達わたくしたち夫婦ふうふあいだ男児だんしうまれたら、その一人ひとり大江家おおえけ相続者そうぞくしゃもらける下心したごころだったらしいのでございます。
右側はいぬい(煙草屋)、隣りが和泉屋いずみや(扇屋)、この裏へ這入はいると八百栄やおえい(料理屋)それから諏訪町河岸へ抜けると此所は意気な土地で、一中いっちゅう、長唄などの師匠や、落語家では談枝だんしなどもいて
勉学の詩二十四章の如きは、けだし壮時の作と雖も、其の本色ほんしょくなり。談詩だんし五首の一に曰く
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)