団子だんし)” の例文
旧字:團子
一人の世界を方寸にまとめたる団子だんしと、他の清濁を混じたる団子と、層々相連あいつらなって千人に千個の実世界を活現する。個々の世界は個々の中心を因果いんがの交叉点に据えて分相応の円周を右にかくし左に劃す。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)