“たんし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:タンシ
語句割合
丹紙16.7%
単糸16.7%
弾指16.7%
探志16.7%
端子16.7%
譚詩16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わけて、丹紙たんし詔書しょうしょを奉じて来た勅使であるから、県をあげて、庁の役人は、そのもてなしに心をくだいた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
輝祖きそむを得ずしてけいに帰りければ、何福かふくの軍のいきおいげて、単糸たんししないすくなく、孤掌こしょうの鳴り難き状を現わしぬ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
一乗に帰依し三昧に入得につとくするの正きにり御坐しませ、宿福広大にして前業ぜんごふ殊勝に渡らせたまふ御身なれば、一念〻頭の転じたまふを限に弾指たんし転眴てんけんの間も無く
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
りあまされて寒きあけぼの 探志たんし
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
おじさんは、ラジオの針金はりがねをぎりぎりととしちゃんの磁石じしゃくきました。つぎに、その二ほんせんはし電池でんち端子たんしむすびつけました。すると、電流でんりゅうつうじて、あおい、うつくしいが火花ひばなりはじめました。
白い雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
譚詩たんし的な時代から全くそのままに伝わっていて、ほかのあらゆるものの中で棺だけが似ているほど、一種異様に黒い、このふしぎなのりもの——これは波のささやく夜の、音もない