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男子
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をのこ
ふりがな文庫
“
男子
(
をのこ
)” の例文
そはこの話に
止
(
とどま
)
らず、
安珍
(
あんちん
)
清姫
(
きよひめ
)
の話を翻訳したる「
紀州
(
きしう
)
日高
(
ひだか
)
の女
山伏
(
やまぶし
)
を殺す事」も然り、
葛
(
くず
)
の
葉
(
は
)
の話を翻訳したる、「畜類人と
契
(
ちぎ
)
り
男子
(
をのこ
)
を生む事」
案頭の書
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
ここに建内の宿禰白さく、「恐し、我が大神、その神の御腹にます御子は何の御子ぞも」とまをせば、答へて詔りたまはく、「
男子
(
をのこ
)
なり」と詔りたまひき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
「
男子
(
をのこ
)
名は
古日
(
ふるひ
)
を恋ふる歌」の短歌である。左注に此歌の作者が不明だが、歌柄から見て憶良だろうと云って居る。
古日
(
ふるひ
)
という童子の死んだ時弔った歌であろう。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
哥薩克
男子
(
をのこ
)
の骨の髄まで爽々しく浸みとほる冷たい夜気にブルッと身震ひを覚えるのが彼等には何より快いのだ、伸びをして、夢見心地で何か呟やきながら、彼等は一服喫ひつけてから
ディカーニカ近郷夜話 後篇:03 怖ろしき復讐
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
お
履物
(
はきもの
)
がどうも
不思議
(
ふしぎ
)
で、
我々
(
われ/\
)
が
紗綾縮緬
(
さやちりめん
)
羽二重
(
はぶたい
)
を着ますのは
心恥
(
こゝろはづ
)
かしい事で、
既
(
すで
)
に
新
(
しん
)
五百
題
(
だい
)
にも
有
(
あ
)
ります
通
(
とほ
)
り「
木綿
(
もめん
)
着
(
き
)
る
男子
(
をのこ
)
のやうに
奥
(
おく
)
ゆかしく見え」と
実
(
じつ
)
に
恐入
(
おそれい
)
ります、
何卒
(
どうぞ
)
此方
(
こちら
)
へ/\。
にゆう
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
思ふにかの
無情
(
つれな
)
男子
(
をのこ
)
は君が色を愛して、君が心を愛せざりしなり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
男子
(
をのこ
)
なれふぐり締めこそひよろ腰のへなへな
臀
(
ゐしき
)
むしろうつべし
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
男子
(
をのこ
)
はも国を歎けど若草の妻の歎くは家のため子の
為
(
ため
)
礼厳法師歌集
(新字旧仮名)
/
与謝野礼厳
(著)
男子
(
をのこ
)
と
燻
(
くゆ
)
りて、
雙手
(
もろて
)
、見よ、
披
(
ひら
)
けり。
機縁:(友なる画家の画稿に題す)
(新字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
おれの家はだだつ広い野原で、蒼黒い雨雲が屋根の代りになるのだよ。鷲めがおれの鳶いろの
眼球
(
めだま
)
をつつき、哥薩克
男子
(
をのこ
)
のこの骨は
雨露
(
あめつゆ
)
に洗はれて、やがては旋風の力でひからびてしまふことだらう。
ディカーニカ近郷夜話 前篇:04 イワン・クパーラの前夜
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
椰子の葉をかざしつつ来る
男子
(
をのこ
)
らの黄なるころもは皆
仏子
(
ぶつし
)
にて
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
筑紫の
三瀦
(
みづま
)
男子
(
をのこ
)
が酔ひ泣くと夏はこぞりて蟹搗きつぶす
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
声あげて笑ふ
男子
(
をのこ
)
が眼の
痒
(
か
)
ゆさ
霹靂
(
はたたがみ
)
なし妻に
嘖
(
ころ
)
ばゆ
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
怖れと寒けがゾッと哥薩克
男子
(
をのこ
)
の背筋を走つた。
ディカーニカ近郷夜話 後篇:03 怖ろしき復讐
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
おづおづと
環
(
わ
)
ぞ
退
(
しざ
)
る。あはれ
男子
(
をのこ
)
ら
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“男子”の意味
《名詞》
男子(だんし 呉音:なんし)
男の子。少年。
むすこ。
男の人、男性。特に家計や社会の担い手としての男性。
(出典:Wiktionary)
男
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“男子”で始まる語句
男子山
男子組合
男子村
男子蘭
男子達
男子部
男子禁制