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子
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コ
ふりがな文庫
“
子
(
コ
)” の例文
或は
井子
(
カハゴ
)
・かごなど言ふ類例から推すと、「
井
(
ヰ
)
の
子
(
コ
)
」から出たものが、聯想で、猿猴其まゝ「ゑんこう」とも発音したのかも知れない。
河童の話
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
或る語には「古」を書いて「許」を書かない。例えば「
子
(
コ
)
」、「
彦
(
ヒコ
)
」のコは「古」を書いて「許」を書かない。
古代国語の音韻に就いて
(新字新仮名)
/
橋本進吉
(著)
超人
(
チョウジン
)
説
(
ト
)
ケル
小心
(
ショウシン
)
、
恐々
(
キョウキョウ
)
ノ
人
(
ヒト
)
ノ
子
(
コ
)
、
笑
(
ワラ
)
イナガラ
厳粛
(
ゲンシュク
)
ノコトヲ
語
(
カタ
)
レ、ト
秀抜真珠
(
シュウバツシンジュ
)
ノ
哲人
(
テツジン
)
、
叫
(
サケ
)
ンデ
自責
(
ジセキ
)
、
狂死
(
キョウシ
)
シタ。
創生記
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
「
憶老杜
(
ラウトヲオモフ
)
、
髭風
(
ヒゲカゼ
)
ヲ
吹
(
フイ
)
テ
暮秋
(
ボシウ
)
歎
(
タン
)
ズルハ
誰
(
タ
)
ガ
子
(
コ
)
ゾ」「夜着は重し
呉天
(
ごてん
)
に雪を見るあらん」
芭蕉雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
其
(
ソ
)
ノ
寮
(
リョウ
)
ノ太キ
格子
(
コウシ
)
ヲ
距
(
ヘダ
)
テテ訪ネ来ル手ハ、
黄八丈
(
キハチジョウ
)
ノ着物ニ
鹿
(
カ
)
ノ
子
(
コ
)
絞
(
シボ
)
リノ広帯ヲ締メ、オ
河童
(
カッパ
)
ニ三ツノ
紅
(
アカ
)
キ『リボン』ヲ附ク、今ヨリ約十八年ノ昔ナリ。名乗リ出デヨ吾ガ双生児ノ
同胞
(
ハラカラ
)
。
三人の双生児
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
して見れば、古人の
目
(
メ
)
の
子
(
コ
)
勘定を、今人の壺算用に換算することは、其こそ、杓子定規である。此事こそは、世界共通の長寿の国の考へに基いて居るのである。
妣が国へ・常世へ
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
知
(
シ
)
ルヤ、
君
(
キミ
)
、
断食
(
ダンジキ
)
ノ
苦
(
クル
)
シキトキニハ、カノ
偽善者
(
ギゼンシャ
)
ノ
如
(
ゴト
)
ク
悲
(
カナ
)
シキ
面容
(
オモモチ
)
ヲスナ。コレ、
神
(
カミ
)
ノ
子
(
コ
)
ノ
言
(
ゲン
)
。
創生記
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
我々はやゝ遅れて、
梯
(
ハシ
)
の
子
(
コ
)
・はしごと言ふ愛称を加へた語ととり替へるやうになつた。かう言ふはしの両語序に渉つて聞える様に出来てゐるのが、くらはし(倉梯)である。
日琉語族論
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
カツテ
私
(
ワタシ
)
ハ、
愛
(
アイ
)
ノ
哲人
(
テツジン
)
、ヘエゲルノ
子
(
コ
)
デアッタ。
哲学
(
テツガク
)
ハ、
知
(
チ
)
ヘノ
愛
(
アイ
)
デハナクテ、
真実
(
シンジツ
)
ノ
知
(
チ
)
トシテ
成立
(
セイリツ
)
セシムベキ
様
(
サマ
)
ノ
体系知
(
タイケイチ
)
デアル、ヘエゲル
先生
(
センセイ
)
ノコノ
言葉
(
コトバ
)
、
一学兄
(
イチガッケイ
)
ニ
教
(
オシ
)
エラレタ。
創生記
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
“子”の意味
《名詞》
(こ)息子又は娘
(こ)こども、児童
(こ)若者。特に若い女性
(ね)十二支の第一。ね。
(シ)子爵の略。
(出典:Wiktionary)
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“子”を含む語句
女子
帽子
男子
長椅子
卓子
拍子
子供
調子
赤子
童子
娘子
容子
吾子
梯子
骰子
硝子
障子
案山子
杓子
種子
...