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ふりがな文庫
“
言
(
いい
)” の例文
名前が分って居るなら先ず其名前を
聞
(
きこ
)
う(大)
素
(
もと
)
より名前を
言
(
いい
)
ますが夫より前に
私
(
わた
)
しの発見した手続きを申ます、けどが長官
無惨
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
「へい、……、」ちと変った
言
(
いい
)
ぐさをこの時はじめて気にしたらしく、杉というのは、そのままじっとして手を控えた。
註文帳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
何を
言
(
いい
)
やがる、女房が死んでメソメソするようなお人柄じゃねえよ。
年
(
ねん
)
が明けて品川から駆け込んだのは三年前だ。
銭形平次捕物控:211 遠眼鏡の殿様
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
断然
(
きっぱり
)
とお照の
言
(
いい
)
消したる時、遠く小銃のようなる音の
何処
(
いずく
)
ともなく聞えて、そが
響
(
ひびき
)
にや
微
(
かすか
)
に大地の震うを覚えぬ。
片男波
(新字新仮名)
/
小栗風葉
(著)
晋「おい/\お前は何を言ってるんだよ、
私
(
わし
)
は
何処
(
どこ
)
も壊してくれなんかッてえ事
言
(
いい
)
やしない」
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
記
(
しる
)
さんに去る×月×日午後十一時頃×県×郡×村
字
(
あざ
)
×所在×
寺
(
じ
)
の寺男×某(五〇)が同寺住職の
言
(
いい
)
つけにて附近のだん
家
(
か
)
へ
使
(
つかい
)
に行き帰途同寺けい
内
(
だい
)
の墓地を通過せる
折柄
(
おりから
)
雲間を
百面相役者
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
またすべて男女の関係というものは、女子はただ服従の義務という本位を守らせられた。
言
(
いい
)
換うれば服従主義、即ち国民というものは、単本位主義に今日までなっておりました。
国民教育の複本位
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
「あれ、お前のようにお
言
(
いい
)
だと、私が困るじゃないか。そんなに言う程の物じゃないんだよ。お前がよく勤めておくれだから、
寸
(
ほん
)
の私の志と思っておくれ。……いいからさ、それは仕舞ってお置き」
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「そんな古いことは
言
(
いい
)
っこなし。あなたは
余程
(
よっぽど
)
人が悪くなったよ」
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
第一の
務
(
つとめ
)
ゆえ、被告の申立を聞きましょう。さあ、お
言
(
いい
)
。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
「でも、半井氏という人は、お前は妻だと
言
(
いい
)
触らしているというではないか。もし縁があってゆるしたのならば、他人がなんと言おうとも聞入れないがよい。もしそうでないのならば、交際しない方がよいだろう」
樋口一葉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
彼
(
かれ
)
は
室内
(
しつない
)
を
歩
(
ある
)
き
初
(
はじ
)
めたが、やがて
小声
(
こごえ
)
でまた
言
(
いい
)
出
(
だ
)
す。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
...
言
(
いい
)
なさるものじゃありませんよ)(なあに、かまやしないよ、わしは、若いとき井戸掘りで
渡世
(
とせい
)
していたんだから)(だって、あまり名誉な仕事でもないわ)(そんなことはない。第一、お前もわしが井戸掘り
稼業
(
かぎょう
)
を ...
未来の地下戦車長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
巫女
(
いちこ
)
の
言
(
いい
)
ぐさではありませんが、(からのかがみ)と云った方が、
真個
(
ほんとう
)
は、ここに
配合
(
うつり
)
が
可
(
よ
)
いのですが、探した処で
磨
(
と
)
がないでは、それだと顔がうつりません。
露萩
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と跡
言
(
いい
)
かけまするとき、ギイ/\と櫓壺の
軋
(
きし
)
る音がして、
燈火
(
あかし
)
がちらり/\とさす舟が漕ぎまいります。伊之吉は俄に花里を制し、また元の如く苫を
冠
(
かぶ
)
らせてしまいました。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
なぜお前そんな知れ切っている
言草
(
いいぐさ
)
をお
言
(
いい
)
だい。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
と
言
(
いい
)
さして、しばし
辞
(
ことば
)
は途切れしが
片男波
(新字新仮名)
/
小栗風葉
(著)
「何を
言
(
いい
)
やがる」
大江戸黄金狂
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
じれってえ
女
(
こ
)
じゃあねえか、尻なんざあ抱きやしねえや、帯を持って脊負ってやら、さあ来い、と喧嘩づらの深切ずくめ、
言
(
いい
)
ぐさが荒っぽうございますから、おどおどして
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
さあ、それをお
言
(
いい
)
。8965
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
座敷では
袂
(
たもと
)
へ忍ばす金縁の
度装
(
どもの
)
の
硝子
(
がらす
)
を光々さした、千鳥と云う、……女学生あがりで稲葉家第一の口上
言
(
いい
)
が、
廂髪
(
ひさしがみ
)
の
阿古屋
(
あこや
)
と云う覚悟をして度胸を据えて腰を据えて、もう一つ
近視眼
(
ちかめ
)
を据えて
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
もの
言
(
いい
)
もやや打解けて、おくれ毛を
撫
(
な
)
でながら
小春の狐
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
“言”を含む語句
戯言
言出
無言
言語
祝言
囈言
虚言
宣言
言葉
伝言
言上
嘘言
寡言
狂言
方言
言付
言伝
譫言
言問
言立
...