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言
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いっ
ふりがな文庫
“
言
(
いっ
)” の例文
と、この
一廓
(
ひとくるわ
)
の、
徽章
(
きしょう
)
とも
言
(
いっ
)
つべく、峰の
簪
(
かざし
)
にも似て、あたかも紅玉を
鏤
(
ちりば
)
めて
陽炎
(
かげろう
)
の
箔
(
はく
)
を置いた
状
(
さま
)
に真紅に咲静まったのは、一株の桃であった。
瓜の涙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
不図
(
ふと
)
した事で私が筆を
執
(
とっ
)
て、事の必要なる理由を論じて
喋々喃々
(
ちょうちょうなんなん
)
数千言、
噛
(
か
)
んでくゝめるように
言
(
いっ
)
て聞かせた跡で、間もなく天下の
輿論
(
よろん
)
が一時に
持上
(
もちあがっ
)
て来たから
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
「凡そ知ッているのよ、
言
(
いっ
)
て御覧なさい、怒りも
何
(
なに
)
もしないから。お
可笑
(
かし
)
な位よ、」と言う主人の少女の顔は
羞恥
(
はずかし
)
そうな笑のうちにも何となく不穏のところが見透かされた。
二少女
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
「早く言え、やるから。」と、
確
(
きっぱ
)
り
言
(
いっ
)
た。吉太は、声を震わし
乍
(
なが
)
ら
不思議な鳥
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ですから御飯になさいなね、
種々
(
いろん
)
な事を
言
(
いっ
)
て、お
握飯
(
むすび
)
を
拵
(
こしら
)
えろって言いかねやしないんだわ。」
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
咳
(
せき
)
をしたと
言
(
いっ
)
てはひそひそ、頭を痛がると言っては、ひそひそ。姑たちが額を集め、芝居や、活動によくある筋の、あの肺病だから家のためにはかえられない、という相談をするのです。
山吹
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
“言”を含む語句
戯言
言出
無言
言語
祝言
囈言
虚言
宣言
言葉
伝言
言上
嘘言
寡言
狂言
方言
言付
言伝
譫言
言問
言立
...