“御文”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おんふみ54.5%
おふみ27.3%
ごふみ9.1%
みふみ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幾度いくたび幾通いくつう御文おんふみを拝見だにせぬ我れ、いかばかり憎くしとおぼしめすらん。はいさばこのむね寸断になりて、常の決心の消えうせん覚束おぼつかなさ。
軒もる月 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ここにはまたその頃のがたがたするような小さいスピネット(楽器)もある。この箪笥たんすはわたしが貴方に頂いた御文おふみを貴方の下すった品物と一しょに入れて置いた処でございます。
主人の名がわからずとも、あのあたりは人家も少く、尋ねてみればわかるかも知れません、一寸行って参りましょう。それにしても、御文ごふみ
うけられぬ人の御文みふみをなげぬれば沈まず浮かず藻にからまりぬ
恋衣 (新字旧仮名) / 山川登美子増田雅子与謝野晶子(著)