おもつ)” の例文
其晩まくらについてからもいろ/\あしたの楽しみのことをおもつて、夢にまで見る位でした。
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
その当否はいざ知らずとして、この書を読む人の参考に多少なりはすまいかとおもつて序文とした。其裏面に追随する長所に至つては、読者の一見してすぐ気の付く事のみだからわざと略した。
『煤煙』の序 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)