“いちはつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イチハツ
語句割合
鳶尾37.5%
一八37.5%
鳶尾草12.5%
紫羅傘12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこへいくとこの文楽師匠は赤でなし、青でなし、巧緻に両者を混ぜ合わせた菖蒲あやめ鳶尾いちはつ草、杜若かきつばた——クッキリとあでに美しい紫といえよう。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
そのひとつらの土塀の上へ、いつかまたしとしと糠雨こぬかあめがふりだしていた。ところどころ崩れた土塀の破れから、おそい一八いちはつが花ひらいて、深むらさきに濡れていた。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
しやが、鳶尾草いちはつは同じ類なり。相模、上野あたりにて見かくる事多し。
花のいろ/\ (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
紫羅傘いちはつだよ、この山にはたくさんく。それ、一面に。」
縁結び (新字新仮名) / 泉鏡花(著)