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一八
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いちはつ
ふりがな文庫
“
一八
(
いちはつ
)” の例文
一八
(
いちはつ
)
の屋根に鶏鳴きて雨を帯びたる風山田に青く、車中には御殿場より乗りし爺が
提
(
さ
)
げたる鈴虫なくなど、海抜幾百尺の静かさ淋しささま/″\に嬉しく
東上記
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
そのひと
列
(
つら
)
の土塀の上へ、いつかまたしとしと
糠雨
(
こぬかあめ
)
がふりだしていた。ところどころ崩れた土塀の破れから、おそい
一八
(
いちはつ
)
が花ひらいて、深むらさきに濡れていた。
小説 円朝
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
戸塚の駅の辺りで屋根の上に
一八
(
いちはつ
)
の花が
咲
(
さい
)
ているのを珍しく眺めた。
鳴雪自叙伝
(新字新仮名)
/
内藤鳴雪
(著)
蛍は
逸
(
そ
)
れて、若山が上の
廂
(
ひさし
)
に生えた
一八
(
いちはつ
)
の中に
軽
(
かろ
)
く留まった。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
一八
(
いちはつ
)
やしゃが父に似てしゃがの花
俳人蕪村
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
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一八
(
いちはつ
)
やしやが父に似てしやがの花
俳人蕪村
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
“一八”の解説
一八(いっぱち)は、古典落語に登場する架空の人物。
(出典:Wikipedia)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
八
常用漢字
小1
部首:⼋
2画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥