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『琵琶湖』
ふりがな文庫
『
琵琶湖
(
びわこ
)
』
思ひ出といふものは、誰しも一番夏の思ひ出が多いであらうと思ふ。私は二十歳前後には、夏になると、近江の大津に帰つた。殊に小学校時代には我が家が大津の湖の岸辺にあつたので、琵琶湖の夏の景色は脳中から去り難い。今も東海道を汽車で通る度に、大津の街 …
著者
横光利一
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約13分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
帯
(
はら
)
剽軽
(
ひようきん
)
滑稽
(
こつけい
)
朧
(
おぼろ
)
枳殻
(
からたち
)
殷盛
(
いんせい
)
灯籠
(
とうろう
)
球磨
(
くま
)
繞
(
めぐ
)
膳所
(
ぜぜ
)
褌
(
ふんどし
)
這入
(
はい
)
鼾
(
いびき
)