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新
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あたらし
ふりがな文庫
“
新
(
あたらし
)” の例文
どの茶屋も軒には
新
(
あたらし
)
い
花暖簾
(
はなのれん
)
をかけて、さるやとか菊岡とか
梅林
(
ばいりん
)
とかいう家号を筆太に記るした
提灯
(
ちょうちん
)
がかけつらねてある。
島原の夢
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
と肩を
揺
(
ゆす
)
って、無邪気と云えば無邪気、余り底の無さ過ぎるような笑方。文学士と肩書の名刺と共に、
新
(
あたらし
)
いだけに美しい若々しい
髯
(
ひげ
)
を
押揉
(
おしも
)
んだ。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
彼は女の貴族的に
装
(
よそほ
)
へるに反して、
黒紬
(
くろつむぎ
)
の紋付の羽織に
藍千筋
(
あゐせんすぢ
)
の
秩父銘撰
(
ちちぶめいせん
)
の袷着て、
白縮緬
(
しろちりめん
)
の
兵児帯
(
へこおび
)
も
新
(
あたらし
)
からず。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
新
(
あたらし
)
い
洋書
(
ブック
)
の中ほどを開けて読む、
天窓
(
あたま
)
の、てらてら光るのは、当女学校の教頭、倫理と英文学受持…の学士、宮畑閑耕。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
片隅
(
かたすみ
)
に
外套
(
がいとう
)
を脱捨つれば、彼は
黒綾
(
くろあや
)
のモオニングの
新
(
あたらし
)
からぬに、
濃納戸地
(
こいなんどじ
)
に
黒縞
(
くろじま
)
の
穿袴
(
ズボン
)
の
寛
(
ゆたか
)
なるを着けて、
清
(
きよら
)
ならぬ
護謨
(
ゴム
)
のカラ、カフ、
鼠色
(
ねずみいろ
)
の
紋繻子
(
もんじゆす
)
の
頸飾
(
えりかざり
)
したり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
直ぐに
新
(
あたらし
)
い音がはじまり、
寝台
(
ねだい
)
の脚から
掻巻
(
かいまき
)
の
裾
(
すそ
)
へかけて、こう、一つ持上げては、踏落す……それも、
爪先
(
つまさき
)
で
擦
(
こす
)
るでなしに、宙を伝う
裙
(
すそ
)
から出て、
踵
(
かかと
)
が
摺
(
す
)
れ摺れに床へ触るらしく
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
で、
新
(
あたらし
)
い瓶がもう来ていたが、この分は平気で服した。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“新”の意味
《固有名詞》
紀元8年に王莽が前漢を廃して建てた国。
(出典:Wiktionary)
“新”の解説
中国の王朝
新(しん、8年 - 23年)は、中国の王朝。前漢の外戚であった王莽が前漢最後の皇太子の孺子嬰より禅譲を受けて立てた。国号の「新」は、成帝の時期に王莽が新都侯に封じられたことに由来する。莽新とも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
新
常用漢字
小2
部首:⽄
13画
“新”を含む語句
新墓
新橋
新鮮
御維新
新婦
御新造様
新川
新城
御新造
新聞
新宿
新田
新月
真新
新治
新入
新野
新来
新人
新造
...