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押揉
ふりがな文庫
“押揉”の読み方と例文
読み方
割合
おしも
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おしも
(逆引き)
と肩を
揺
(
ゆす
)
って、無邪気と云えば無邪気、余り底の無さ過ぎるような笑方。文学士と肩書の名刺と共に、
新
(
あたらし
)
いだけに美しい若々しい
髯
(
ひげ
)
を
押揉
(
おしも
)
んだ。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
唄が少々疲れてきたのと、四天王の祈りがばかに景気よくなって、無暗に
珠数
(
じゅず
)
を
押揉
(
おしも
)
む形が、珠数を揉むよりも、芋を揉むような形に見え出したのだから、道庵が
訝
(
おか
)
しいと見ました。
大菩薩峠:24 流転の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
さてやがて
乗込
(
のりこ
)
むのに、
硝子窓
(
ガラスまど
)
を
横目
(
よこめ
)
で
見
(
み
)
ながら、
例
(
れい
)
のぞろ/\と
押揉
(
おしも
)
むで
行
(
い
)
くのが、
平常
(
いつも
)
ほどは
誰
(
だれ
)
も
元気
(
げんき
)
がなさゝうで、
従
(
したが
)
つて
然
(
さ
)
まで
混雑
(
こんざつ
)
もしない。
銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
押揉(おしも)の例文をもっと
(4作品)
見る
押
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
揉
漢検1級
部首:⼿
12画
“押”で始まる語句
押
押入
押籠
押込
押立
押被
押付
押戴
押遣
押上
“押揉”のふりがなが多い著者
中里介山
泉鏡太郎
泉鏡花