“いまき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イマキ
語句割合
今来25.0%
新渡来25.0%
今木12.5%
今城12.5%
12.5%
新来12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いわゆる嘗の祭は彼邦かのくににはすでに久しく絶え、此方にはなお盛んに行われていたとすれば、二者の元来同一の語をもって処理し得るものなるか否かを定めることは、いわゆる今来いまき諸越人もろこしびとたちには
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
近い飛鳥から、新渡来いまき高麗馬こままたがって、馬上で通う風流士たわれおもあるにはあったが、多くはやはり、鷺栖さぎすの阪の北、香具山のふもとから西へ、新しく地割りせられた京城けいじょう坊々まちまちに屋敷を構え、家造りをした。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
わずかに、邑久郡おうくのこおり今木いまきと、熊山の山間に、旧領の一部と、少数な部下を持っているにすぎない落魄らくはくの武士だった。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「備前今木いまきの住人、児島三郎高徳と申しまする者」
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
でも、さすが馬の疲れに、五郎は目的の邑久郡おうくのこおり今木(現・今城いまき)までくると急に歩速をゆるめ、やがて向山の今木城のうちへ入った。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
併し大和邊りで新漢いまきのあやとか何とかいふことがありまして、いまきといふのは或る氏が今外國から新らしく來た、今來た所の種族が居つたので、それで「いまき」の何某といつたので、元來は今來とも書て
近畿地方に於ける神社 (旧字旧仮名) / 内藤湖南(著)
その家にたずねて来る古い留学生や、新来いまきの帰化僧などに尋ねることも、張文成などの新作の物語りの類を、問題にするようなのとも、亦違うていた。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)