“今城”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いまき50.0%
いましろ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
でも、さすが馬の疲れに、五郎は目的の邑久郡おうくのこおり今木(現・今城いまき)までくると急に歩速をゆるめ、やがて向山の今木城のうちへ入った。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それから一刻いっときと経たないうちに、新府今城いましろやぐらから太鼓が鳴っていた。城下には陣触れの貝がながれている。梅は白々と暮れかけている山国の静かな春のたそがれを物々しげに。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)