うづ)” の例文
山門やまとはもうまし耶馬台やまと、いにしへの卑弥乎ひみこが国、水清く、野の広らを、稲ゆたに酒をかもして、菜はさはに油しぼりて、さちはふや潟の貢と、うづの貝・ま珠・照るはた。見さくるやわらべが眉に、霞引く女山ぞやま・清水。
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
船がかりする商人あきうどうづの寶を奪りはすれ
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
さゐさゐしうづの羽ごろも取りかくし天つをとめが真素肌ますはだし見し
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
いにしうづ御經みきやう黄金こがね文字もじ
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
夜のあめはあやにさやけし微塵数みぢんすううづ新星にひぼししぶきれつつ
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
いにし代のうづ御經みきやうの黄金文字
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
さてきぬべきうづはな
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
さて咲きぬべきうづの花
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)