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香具師
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こうぐし
ふりがな文庫
“
香具師
(
こうぐし
)” の例文
どんなに
妾
(
わたくし
)
が説きましても、皆様方には
解
(
わか
)
りますまい。解っているのは日本で数人、信長公にこの妾に、
香具師
(
こうぐし
)
の頭に弁才坊、そんなものでございましょう。
南蛮秘話森右近丸
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
朝夕
(
あけくれ
)
黄金丸が傍に
傅
(
かしず
)
きて、何くれとなく
忠実
(
まめやか
)
に働くにぞ、黄金丸もその
厚意
(
こころ
)
を
嘉
(
よみ
)
し、
情
(
なさけ
)
を
掛
(
かけ
)
て使ひけるが、もとこの阿駒といふ鼠は、去る
香具師
(
こうぐし
)
に飼はれて、
種々
(
さまざま
)
の芸を仕込まれ
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
町の外れにコンモリと茂った杉の林が立っていたが
香具師
(
こうぐし
)
の一隊はそこを目掛けて悠々行列を練って行く。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
香具師
(
こうぐし
)
姿の男女である。一人はその名を梶右衛門と云って、六十を過ごした老人であり、一人はその名を梶太郎と云って、その老人の子であった。二十三歳の若者である。
血ぬられた懐刀
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「何、
香具師
(
こうぐし
)
とな? ハテ香具師とは?」
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
香具師
(
こうぐし
)
でござんす
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“香具師”の意味
《名詞》
香具を製造する人。また、それを売る人。
(コウグシ、熟字訓:やし)縁日など、人出の多いところで見世物や物品の販売を行う者。てきや。
(出典:Wiktionary)
香
常用漢字
小4
部首:⾹
9画
具
常用漢字
小3
部首:⼋
8画
師
常用漢字
小5
部首:⼱
10画
“香具”で始まる語句
香具山
香具
香具売
香具店