“八岐大蛇”の読み方と例文
読み方割合
やまたのおろち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本に於ても素盞嗚尊すさのをのみこと八岐大蛇やまたのおろちを退治した話は周知のことであり、支那では三皇の一人いちにん庖犠氏ほうぎし蛇身人首じやしんじんしゆであつたと伝へられ
毒と迷信 (新字旧仮名) / 小酒井不木(著)
古く既に素戔嗚尊スサノヲノミコトは、出雲の之川上から流れて来たのをて、山奥に人ありとの事を知られ、分け登って高志こし八岐大蛇やまたのおろちを退治して、奇稲田姫くしなだひめの危難を救われたとある。
賤民概説 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
古ギリシアの善性竜王ドラコンテス同様、土地の守護神ごときものに還原されしまったとは、わが邦諸社の祭礼に練り出す八岐大蛇やまたのおろちもと人間の兇敵と記憶されず、災疫をはらい除くと信ぜらるるに同じ。