“やまたのおろち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
八岐大蛇80.0%
八股蛇20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
古ギリシアの善性竜王ドラコンテス同様、土地の守護神ごときものに還原されしまったとは、わが邦諸社の祭礼に練り出す八岐大蛇やまたのおろちもと人間の兇敵と記憶されず、災疫をはらい除くと信ぜらるるに同じ。
八岐大蛇やまたのおろちの八つの首が大きな口をあけて素戔嗚命すさのおのみことに集中し、みことは赤い血溝ちみぞのついた剣を振りあげているが、その赤い血溝のある長い剣を見ながら、この男はいつか誰かに殺されるに違いないと
糞尿譚 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
海神わたつみの宮の話があると、それはどこかの地方的勢力、または海中の島国のことであると考える。八股蛇やまたのおろちの物語があるとそれは賊軍を征服せられたことだという。
神代史の研究法 (新字新仮名) / 津田左右吉(著)