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大蛇
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だいじや
ふりがな文庫
“
大蛇
(
だいじや
)” の例文
大蛇
(
だいじや
)
などが出て来て頭の
禿
(
は
)
げた
猟人
(
かりうど
)
を
呑
(
の
)
むところをやると、児童らは大ごゑをあげて、アア! などといふのでひどく愉快である。
イーサル川
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
在所の年寄仲間は、御坊さんの
裏
(
うら
)
の
竹林
(
たけばやし
)
の
中
(
なか
)
にある
沼
(
ぬま
)
の
主
(
ぬし
)
、なんでも
昔
(
むかし
)
願泉寺の開基が真言の
力
(
ちから
)
で
封
(
ふう
)
じて置かれたと云ふ
大蛇
(
だいじや
)
が
祟
(
たヽ
)
らねば善いが。
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
心持
(
こゝろもち
)
余程
(
よほど
)
の
大蛇
(
だいじや
)
と
思
(
おも
)
つた、三
尺
(
じやく
)
、四
尺
(
しやく
)
、五
尺
(
しやく
)
、四
方
(
はう
)
、一
丈
(
ぢやう
)
余
(
よ
)
、
段々
(
だん/″\
)
と
草
(
くさ
)
の
動
(
うご
)
くのが
広
(
ひろ
)
がつて、
傍
(
かたへ
)
の
谷
(
たに
)
へ一
文字
(
もんじ
)
に
颯
(
さツ
)
と
靡
(
なび
)
いた、
果
(
はて
)
は
峯
(
みね
)
も
山
(
やま
)
も一
斉
(
せい
)
に
揺
(
ゆる
)
いだ
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
そのとき一人の皇子がどうしたものでしたか、お
傍
(
そば
)
の者と別れて、独りで逃げ迷つていらつしやいました。風に
煽
(
あふ
)
られた火は
大蛇
(
だいじや
)
の舌のやうにペロリ/\とお軒先を
甜
(
な
)
めてまゐります。
拾うた冠
(新字旧仮名)
/
宮原晃一郎
(著)
わがする
幅広
(
はゞびろ
)
の帯こそ
大蛇
(
だいじや
)
なれ
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
▼ もっと見る
鱗
(
うろこ
)
は
光
(
ひか
)
つても、
其
(
それ
)
が
大蛇
(
だいじや
)
でも、
此
(
こ
)
の
静
(
しづ
)
かな
雨
(
あめ
)
では
最
(
も
)
う
雷光
(
いなびかり
)
の
憂慮
(
きづかひ
)
はない。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“大蛇”の意味
《名詞》
大 蛇(だいじゃ, おろち)
(だいじゃ) 大きい蛇。
(おろち) 非常に大きな蛇。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
蛇
常用漢字
中学
部首:⾍
11画
“大蛇”で始まる語句
大蛇退治
大蛇灘
大蛇丸
大蛇位
大蛇目
大蛇対治
大蛇嶽闇右衛門