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おおへび
ふりがな文庫
“おおへび”の漢字の書き方と例文
語句
割合
大蛇
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大蛇
(逆引き)
処
(
ところ
)
へ、
遙
(
はるか
)
に
虚空
(
こくう
)
から
大鳶
(
おほとび
)
が
一羽
(
いちわ
)
、矢のやうに
下
(
おろ
)
いて来て、すかりと
大蛇
(
おおへび
)
を
引抓
(
ひきつか
)
んで飛ばうとすると、
這奴
(
しゃつ
)
も
地所持
(
じしょもち
)
、
一廉
(
いっかど
)
のぬしと見えて、やゝ、其の手は
食
(
く
)
はぬ。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
……城の石垣に於て、
大蛇
(
おおへび
)
と
捏合
(
こねお
)
うた、あの
臭気
(
におい
)
が
脊筋
(
せすじ
)
から脇へ
纏
(
まと
)
うて、飛ぶほどに、
駈
(
か
)
けるほどに、段々
堪
(
たま
)
らぬ。よつて、此の
大盥
(
おおだらい
)
で、
一寸
(
ちょっと
)
行水
(
ぎょうずい
)
をばちや/\
遣
(
や
)
つた。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
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