“雷喝”の読み方と例文
読み方割合
らいかつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、けよりざま、雷喝らいかつせい、闇からうなりをよんだ一じょう鉄杖てつじょうが、ブーンと釣瓶もろとも、影武者のひとりをただ一げきにはね飛ばした。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
荒胆あらぎもでは、人におくれをとらない諸武将すら、度胆をぬかれた顔しているので、たまりかねて曹操が雷喝らいかつした。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
双方の駒はあわを噛んで、いななき立ち、一上一下、剣閃槍光けんせんそうこうのはためく下に、駒の八ていは砂塵を蹴上げ、鞍上あんじょうの人は雷喝らいかつを発し、勝負は容易につきそうもなかった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)