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撃
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ぶ
ふりがな文庫
“
撃
(
ぶ
)” の例文
石火矢を
撃
(
ぶ
)
ちこんでも、みぐるしい
狼狽
(
うろた
)
えはしそうもない緊張が見える。鉄の塀が徐々と船に添って行くようにも見えるのである。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
先刻
(
さっき
)
お勝手へ参りましただが、お澄さんが、まだ旦那方、御飯中で、失礼だと言わっしゃるものだで。」——「
撃
(
ぶ
)
つぞ。出ろ。ここから一発はなしたろか。」
鷭狩
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
やア
喜右衞門
(
きえもん
)
どん、今なア二居ヶ峰にえれえ事がありやしたア、
己
(
おら
)
アとな
彌右衞門
(
やえもん
)
と二人での、
帰
(
けえ
)
るべえと思ったら、えれえ熊ア出やした、
撃
(
ぶ
)
つべえと思うと
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「これは細かい金物の細工をする時使ふもので、これを彈丸の代りに撃ち込めば、煙硝が弱いと人間の身體を
撃
(
ぶ
)
ち拔く筈は無い。うまい人殺し道具を考へたもので」
銭形平次捕物控:297 花見の留守
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
此処は私が遊び処、お前がたに指でもささしはせぬ、ゑゑ憎くらしい長吉め、三ちやんを
何故
(
なぜ
)
ぶつ、あれ又引たほした、意趣があらば私をお
撃
(
ぶ
)
ち、相手には私がなる
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
「有ますとも。足の傷はあれでなかなか馬鹿にならん。現在、私の
甥
(
おい
)
がそれだ——
撃
(
ぶ
)
ち
処
(
どこ
)
が悪かったと見えて、直に
往生
(
まい
)
って了った。人間の命は
脆
(
もろ
)
いものさ……見給え、この虫の通りだ」
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
この油断を見たルパンは、手をあげたと思うと、
撃
(
ぶ
)
っ放した。
奇巌城:アルセーヌ・ルパン
(新字新仮名)
/
モーリス・ルブラン
(著)
「これは細かい金物の細工をする時使うもので、これを弾丸の代りに撃ち込めば、煙硝が弱いと人間の身体を
撃
(
ぶ
)
ち抜く筈はない。うまい人殺し道具を考えたもので」
銭形平次捕物控:297 花見の留守
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
お父さまは鉄砲で
撃
(
ぶ
)
ッ殺されたって、何とハア魂消た訳でがんすな、お便り少ねえ嬢さまゆえ、
嘸
(
さぞ
)
哀
(
かな
)
しかんべえと勇助どんと話しいして居やしたが、実にお気の毒なわけで
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それでも
己
(
お
)
れが憎くまれて、己れが
喧嘩
(
けんくわ
)
の相手だもの、お
祖母
(
ばあ
)
さんが呼びにさへ来なければ帰りはしない、そんなに
無暗
(
むやみ
)
に三五郎をも
撃
(
ぶ
)
たしはしなかつた物を、
今朝
(
けさ
)
三五郎の処へ見に行つたら
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
喜「悪いとも/\、たとい間違いでも人を
撃
(
ぶ
)
っ殺すと、自分の首さアおっ飛ぶぞ」
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
夫
(
そ
)
れでも
己
(
お
)
れが
憎
(
に
)
くまれて、
己
(
お
)
れが
喧嘩
(
けんくわ
)
の
相手
(
あいて
)
だもの、お
祖母
(
ばあ
)
さんが
呼
(
よ
)
びにさへ
來
(
こ
)
なければ
歸
(
かへ
)
りはしない、そんなに
無暗
(
むやみ
)
に三五
郎
(
らう
)
をも
撃
(
ぶ
)
たしはしなかつた
物
(
もの
)
を、
今朝
(
けさ
)
三五
郎
(
らう
)
の
處
(
ところ
)
へ
見
(
み
)
に
行
(
い
)
つたら
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「おや、錢形の親分だ相で、——お頼みだけのことはしましたよ。腑分けと言つた大袈裟なことは出來ないが、幸ひ彈丸の代りに
撃
(
ぶ
)
ち込んだ、細い
鏨
(
たがね
)
が、胸の近くまで脱けかけて居たので、すぐ搜り當てゝ取出して置きました。これですよ」
銭形平次捕物控:297 花見の留守
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
側に女さア附いているだて撃つことが出来ねえだ、己ア
大
(
でけ
)
え声で、
女郎
(
めろう
)
退
(
ど
)
けやアと
喚
(
がな
)
っても退かねえでな、手を合せて助けてくれちッて泣くでえ、女郎退かねえば
撃
(
ぶ
)
っ殺すぞと云っても逃げねえだ
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
意趣
(
いしゆ
)
があらば
私
(
わたし
)
をお
撃
(
ぶ
)
ち、
相手
(
あいて
)
には
私
(
わたし
)
がなる、
伯母
(
おば
)
さん
止
(
と
)
めずに
下
(
くだ
)
されと
身
(
み
)
もだへして
罵
(
のゝし
)
れば、
何
(
なに
)
を
女郎
(
じよらう
)
め
頬桁
(
ほうげた
)
たゝく、
姉
(
あね
)
の
跡
(
あと
)
つぎの
乞食
(
こじき
)
め、
手前
(
てめへ
)
の
相手
(
あいて
)
にはこれが
相應
(
さうおう
)
だと
多人數
(
おほく
)
のうしろより
長吉
(
ちようきち
)
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「おや、銭形の親分だそうで、——お頼みだけのことはしましたよ。腑分けと言った大袈裟なことは出来ないが、幸い弾丸の代りに
撃
(
ぶ
)
ち込んだ、細い
鏨
(
たがね
)
が、胸の近くまで脱けかけていたので、すぐ捜り当てて取出して置きました、これですよ」
銭形平次捕物控:297 花見の留守
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“撃”の解説
撃(げき)とは自衛隊で販売している菓子等の名称。自衛隊限定販売。饅頭、煎餅、カレーといった種類が確認されている。
(出典:Wikipedia)
撃
常用漢字
中学
部首:⼿
15画
“撃”を含む語句
衝撃
襲撃
攻撃
打撃
射撃
一撃
挟撃
撃剣
羽撃
追撃
撃鉄
突撃隊
逆撃
狙撃
駁撃
目撃
突撃
不意撃
挾撃
撃墜
...