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撃
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げき
ふりがな文庫
“
撃
(
げき
)” の例文
と、
駈
(
か
)
けよりざま、
雷喝
(
らいかつ
)
一
声
(
せい
)
、闇からうなりをよんだ一
条
(
じょう
)
の
鉄杖
(
てつじょう
)
が、ブーンと釣瓶もろとも、影武者のひとりをただ一
撃
(
げき
)
にはね飛ばした。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
驚
(
おどろ
)
いたのはモンクスだった。敵の上半身をねらってただ一
撃
(
げき
)
と思いきや、相手は寝てしまったんだ。
拍子抜
(
ひょうしぬ
)
けがして、ぼんやりしてしまった。
柔道と拳闘の転がり試合
(新字新仮名)
/
富田常雄
(著)
星野
(
ほしの
)
の一
撃
(
げき
)
は、
R
(
アール
)
クラブの
勝利
(
しょうり
)
を
決定的
(
けっていてき
)
にした。九番打者の
氏原
(
うじはら
)
が、
右翼
(
うよく
)
に大
飛球
(
ひきゅう
)
をあげ、それがぎせい打になって、
岩田
(
いわた
)
がホームインしたからである。
星野くんの二塁打
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
洋人來航するに及んで、
物議
(
ぶつぎ
)
紛々
(
ふん/\
)
、東攻西
撃
(
げき
)
して、
内訌
(
ないこう
)
嘗て
戢
(
をさま
)
る時なく、終に外國の
輕侮
(
けいぶ
)
を
招
(
まね
)
くに至る。此れ
政令
(
せいれい
)
二
途
(
と
)
に出で、天下耳目の
屬
(
ぞく
)
する所を異にするが故なり。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
マーキュ ただ一
言
(
ごん
)
でござるか?
何
(
なに
)
かお
添
(
そ
)
へなさい。一
言
(
ごん
)
兼
(
けん
)
一
撃
(
げき
)
としたら
如何
(
どう
)
ぢゃ?
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
▼ もっと見る
「
呪
(
のろ
)
わば
穴
(
あな
)
二つだ!」と、
彼
(
かれ
)
は、いいながら、
石塊
(
せきかい
)
を
投
(
な
)
げつけて、一
撃
(
げき
)
のもとに、かえるもとかげももろともに
粉砕
(
ふんさい
)
して、
目
(
め
)
の
前
(
まえ
)
の
忌
(
い
)
まわしい
光景
(
こうけい
)
を
払拭
(
ふっしょく
)
しようと
気
(
き
)
が
焦
(
あせ
)
ったのです。
老工夫と電灯:――大人の童話――
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
透明人間がま近にきたな、と感じた
瞬間
(
しゅんかん
)
、ケンプ博士は、したたかに
顎
(
あご
)
に一
撃
(
げき
)
をくらった。倒れたところを
脾腹
(
ひばら
)
をけられ、つづいて胸を重いものがおさえつけ、のどをしめつけられた。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
将に我頭を
睨
(
にら
)
む、一小蛇ありて之に
負
(
お
)
はる、
依
(
よつ
)
て
直
(
ただ
)
ちに杖を取りて
打落
(
うちをと
)
し、一
撃
(
げき
)
其
脳
(
のう
)
を
砕
(
くだ
)
けば忽ち死す、其
妙機
(
めうき
)
恰
(
あたか
)
も
死
(
し
)
せる蛇を
落
(
おと
)
したるが如くなりし、小なる者は
憐
(
あは
)
れにも之を生かし
置
(
お
)
けり
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
十二三ヶ所の傷だつたと言ひますが、ツイ近所の人も、宵のうちの人殺し騷ぎを知らなかつたところを見ると、多分最初の一
撃
(
げき
)
で致命的な傷を與へ、聲を出す力も騷ぐ力もなくなつたものでせう。
銭形平次捕物控:104 活き仏
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
一
撃
(
げき
)
の
下
(
もと
)
に
其處
(
そこ
)
に
我
(
わ
)
が
船
(
ふね
)
を
撃沈
(
げきちん
)
する
積
(
つもり
)
かも
知
(
し
)
れぬ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
かれのがんじょうな五体は、さすが戦場のちまたで
鍛
(
きた
)
えあげたほどだけあって、
小柄
(
こがら
)
な若者を見おろして、ただ一
撃
(
げき
)
といういきおいをしめした。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一メートル五十五の日本人に、一メートル八十二の雲をつくようなアメリカ人、一
撃
(
げき
)
でふっ飛ぶか?
危
(
あや
)
うし!
柔道と拳闘の転がり試合
(新字新仮名)
/
富田常雄
(著)
この一
撃
(
げき
)
で、さしも
精巧
(
せいこう
)
なドイツ
製
(
せい
)
も、
銃身
(
じゅうしん
)
がみにくく
曲
(
ま
)
がってしまいました。
春はよみがえる
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
と、おなじ志の
阿蘇
(
あそ
)
一族をかたらって、阿蘇火山の噴煙をうしろに、筑後川をわたり、
博浪
(
はくろう
)
一
撃
(
げき
)
の下にと、博多の北条探題邸の襲撃にむかった。
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一
振
(
しん
)
一
撥
(
ぱつ
)
、また、眼もとまらぬ一
撃
(
げき
)
一
突
(
とつ
)
、すべて見事な肉体の
空
(
から
)
演舞だった。史進は、声を
嗄
(
か
)
らして、その
喉
(
のど
)
から
臓腑
(
ぞうふ
)
を吐かんとするほどに身も疲れてしまった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
とはね起きた
蔦之助
(
つたのすけ
)
、持ったる
高札
(
こうさつ
)
で黒衣の
影
(
かげ
)
に一
撃
(
げき
)
をくらわせた。すごい声をあげたのは呂宋兵衛、したたかに
肩
(
かた
)
を打たれたのだ。そして
疾風
(
しっぷう
)
のごとく
逃
(
に
)
げだした。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“撃”の解説
撃(げき)とは自衛隊で販売している菓子等の名称。自衛隊限定販売。饅頭、煎餅、カレーといった種類が確認されている。
(出典:Wikipedia)
撃
常用漢字
中学
部首:⼿
15画
“撃”を含む語句
衝撃
襲撃
攻撃
打撃
射撃
一撃
挟撃
撃剣
羽撃
追撃
撃鉄
突撃隊
逆撃
狙撃
駁撃
目撃
突撃
不意撃
挾撃
撃墜
...