“戢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
をさ50.0%
おさ16.7%
をさま16.7%
ヲサム16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いまだ浹辰せふしんを移さずして、氣沴きれいおのづから清まりぬ。すなはち牛を放ち馬をいこへ、愷悌がいていして華夏に歸り、はたを卷きほこをさめ、儛詠ぶえいして都邑に停まりたまひき。
要するにつねに大兵を擁すればややもすればこれをろうせんとするの念を起こし、乱をおさむるゆえんのものをもってかえって乱を開きしこと、古今その例に乏しからず。あに嘆ぜざるべけんや。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
洋人來航するに及んで、物議ぶつぎ紛々ふん/\、東攻西げきして、内訌ないこう嘗てをさまる時なく、終に外國の輕侮けいぶまねくに至る。此れ政令せいれいに出で、天下耳目のぞくする所を異にするが故なり。
『左傳』に武の意義を解釋して、武禁ヲサム兵とあるのがそれである。『易』に神武不殺と申して居る。武の神髓は不殺に在る。みだりに人を殺害する者は武とはいへぬ。
支那人の文弱と保守 (旧字旧仮名) / 桑原隲蔵(著)