“物議”の読み方と例文
読み方割合
ぶつぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
玉は心で弟が佳い婦人を得たことを喜んだが、しかし、軽卒なことをしては世間の物議ぶつぎを招く恐れがあるので、それについては心配もしていた。
阿英 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
『そうそう。仁和寺にんなじへゆく日は、もう幾日いくひもないのであろな……』上皇は、ふと、公卿たちのいかめしげな物議ぶつぎを、あらぬ方へ、わされて——
洋人來航するに及んで、物議ぶつぎ紛々ふん/\、東攻西げきして、内訌ないこう嘗てをさまる時なく、終に外國の輕侮けいぶまねくに至る。此れ政令せいれいに出で、天下耳目のぞくする所を異にするが故なり。