“小勢”の読み方と例文
読み方割合
こぜい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小勢こぜい人数にんずには広過ぎる古い家がひっそりしている中に、わたくし行李こうりを解いて書物をひもとき始めた。なぜか私は気が落ち付かなかった。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ああなにせよ小勢こぜい、いかに伊那丸があせっても、しょせん、百人足らずの小勢では洞門ひとつ突き破ることもむずかしそうである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのさへづこゑあつらうとしてたがひ身體からだえ飛び越えてるので小勢こぜい雲雀ひばりはすつとおりてむぎすゝきひそんでしまふ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)