“出没”の読み方と例文
旧字:出沒
読み方割合
しゅつぼつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小さいうちから彼の世話になって成長したお延は、いろいろの角度で出没しゅつぼつするこの叔父の特色を他人よりよく承知していた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
バードックの町を中心にして三〇キロの半径はんけいの円にはいる地域ちいきの町や村が、透明人間の出没しゅつぼつにそなえたのである。
犯人が意外なる大力無双だいりきむそうの怪物であると分かり、それから山中に出没しゅつぼつするという報告を受けたので、「それでは」と怪物狩かいぶつがりの方へ、大部分の警官が動きだした。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)