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出没
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しゅつぼつ
ふりがな文庫
“
出没
(
しゅつぼつ
)” の例文
旧字:
出沒
小さいうちから彼の世話になって成長したお延は、いろいろの角度で
出没
(
しゅつぼつ
)
するこの叔父の特色を他人よりよく承知していた。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
バードックの町を中心にして三〇キロの
半径
(
はんけい
)
の円にはいる
地域
(
ちいき
)
の町や村が、透明人間の
出没
(
しゅつぼつ
)
にそなえたのである。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
犯人が意外なる
大力無双
(
だいりきむそう
)
の怪物であると分かり、それから山中に
出没
(
しゅつぼつ
)
するという報告を受けたので、「それでは」と
怪物狩
(
かいぶつが
)
りの方へ、大部分の警官が動きだした。
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そもそも幕末の時に当りて
上方
(
かみがた
)
の辺に
出没
(
しゅつぼつ
)
したるいわゆる
勤王有志家
(
きんのうゆうしか
)
の挙動を見れば、家を
焼
(
や
)
くものあり人を
殺
(
ころ
)
すものあり、或は
足利
(
あしかが
)
三代の
木像
(
もくぞう
)
の首を
斬
(
き
)
りこれを
梟
(
きょう
)
するなど
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
そして、それ以来、これまでほとんど忘れていたようになっていた道江の顔が、しばしば彼の眼底に
出没
(
しゅつぼつ
)
するようになり、時としては、荒田老の怪寄な顔を押しのけることさえあったのである。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
▼ もっと見る
なるべく混血児の
出没
(
しゅつぼつ
)
しそうなところはないかと思ったので、
秋晴
(
あきばれ
)
の停留場の前に立っている土地の名所案内をズラリと眺めまわしたが、そこで目に
留
(
とま
)
ったのは
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
怪物
(
かいぶつ
)
ははじめに、ものさびしい
田舎
(
いなか
)
にあらわれた。それからまもなく、あちこちの町にも
出没
(
しゅつぼつ
)
するようになったのである。たいへんな
騒
(
さわ
)
ぎになったことは、いうまでもない。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
大都会の真中にこんな恐ろしい
獣人
(
じゅうじん
)
が
出没
(
しゅつぼつ
)
するとは有り得ることだろうか。一郎は自分の眼を疑った。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
熱砂
(
ねっさ
)
は舞い、
火喰
(
ひく
)
い鳥は走り、カンガルーは飛び、先住民族たる原地人は、幅の広い鼻の下に白い骨を横に突き刺して附近に
出没
(
しゅつぼつ
)
し、そのたびに、
青竜刀
(
せいりゅうとう
)
がなくなったり
人造人間戦車の機密:――金博士シリーズ・2――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
この物語のはじめに
出没
(
しゅつぼつ
)
した
覆面
(
ふくめん
)
の
怪人
(
かいじん
)
ガスコであった。またギンネコ号の艇長スコールだと名乗って、テッド博士
座乗
(
ざじょう
)
のロケット第一号のなかへ変装してやってきた怪漢だった。
怪星ガン
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“出没”の意味
《名詞》
どこからともなく現れては姿を消すこと。
(出典:Wiktionary)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
没
常用漢字
中学
部首:⽔
7画
“出没”で始まる語句
出没自在