“熱砂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねっさ60.0%
すな20.0%
ねつさ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのとき三人が三人とも、熱砂ねっさの上に、おっとせいがたたきつけられたようなかっこうで人事不省じんじふせいにおちいり、三十分ばかり死んだようになっていた。
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
嵐と熱砂すなと猛獣とに占領されているこんな沙漠では到底聞くことの出来難い、真に神韻漂渺とした音楽の音色でありました。
つきのはじめにあきてば、あさ朝顏あさがほつゆはあれど、るゝともなき薄煙うすけむりのきめぐるもひでりかげほのほやまくろそびえて、やがあつさにくづるゝにも、熱砂ねつさみなぎつて大路おほぢはしる。
五月より (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)