“ねっさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
熱砂50.0%
熱沙50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
熱砂ねっさは舞い、火喰ひくい鳥は走り、カンガルーは飛び、先住民族たる原地人は、幅の広い鼻の下に白い骨を横に突き刺して附近に出没しゅつぼつし、そのたびに、青竜刀せいりゅうとうがなくなったり
その園生の精のような溌剌はつらつとした美少女の群れが、まる一年、陽の目も見なかった貴重な肢体を、今、惜気もなく露出ろしゅつし、思い思いの大胆な色とデザインの海水着をまとうて、熱砂ねっさの上に
鱗粉 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
あまつさえかのクルペー提督をして東京トンキン瘴烟毒霧しょうえんどくむに暴露せしめ、空しくインド洋の藻屑とならしめたるも、また英国内閣がかのゴードン将軍をして刀折れ矢尽き茫々ぼうぼうたるスーダン熱沙ねっさ大漠たいばく
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)