熱砂ねっさ)” の例文
そのとき三人が三人とも、熱砂ねっさの上に、おっとせいがたたきつけられたようなかっこうで人事不省じんじふせいにおちいり、三十分ばかり死んだようになっていた。
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
その少女は、熱砂ねっさの上に、俯伏になっていたが、時折、両の手をぶるぶるとふるわせながら、砂をかき乱していた。その手つきはすないたずらにしては、はなはだ不器用なものであった。
鱗粉 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
熱砂ねっさは舞い、火喰ひくい鳥は走り、カンガルーは飛び、先住民族たる原地人は、幅の広い鼻の下に白い骨を横に突き刺して附近に出没しゅつぼつし、そのたびに、青竜刀せいりゅうとうがなくなったり
その園生の精のような溌剌はつらつとした美少女の群れが、まる一年、陽の目も見なかった貴重な肢体を、今、惜気もなく露出ろしゅつし、思い思いの大胆な色とデザインの海水着をまとうて、熱砂ねっさの上に
鱗粉 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)