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没
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なくな
ふりがな文庫
“
没
(
なくな
)” の例文
旧字:
沒
新吉お賤の逃去りましたのは
固
(
もと
)
より不義
淫奔
(
いたずら
)
をしていて名主様が
没
(
なくな
)
ると、自分達は衣類や手廻りの小道具何や
彼
(
か
)
やを盗んでいなく成ったに相違ない。
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
一人ならず二人欺くんじや! 一方には悔悟して、それが為に又一方に罪を犯したら、折角の悔悟の効は
没
(
なくな
)
つて了ふ
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
鶴枝というこれも
没
(
なくな
)
りました二人は、私が京橋で乞食の爺さんに逃げられた時分、ホトホト自分の境涯に愛想を尽かしてしまい、もう落語家はやめようかと相談にいったときも
初看板
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
今松とちがって親はあったが、海老団治の師匠の
梅雀
(
ばいじゃく
)
は三年前に
没
(
なくな
)
り、それ以来の二度の師匠を持たず、独立で商売をしている境遇の寂しさも、今松には相触れるものがあった。
寄席
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
私は外に何も苦労といふものは無い、唯これだけが苦労で、考出すと夜も寝られないのです。外にどんな苦労が在つても可いから、どうかこの苦労だけは
没
(
なくな
)
して
了
(
しま
)
ひたいと
熟
(
つくづ
)
く思ふのです。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
没
常用漢字
中学
部首:⽔
7画
“没”を含む語句
陥没
没義道
日没
埋没
没落
没分暁漢
没分暁
没収
沈没
没怪
没交渉
没情漢
日没前
没却
没薬
没頭
出没
覆没
神出鬼没
溺没
...