“没頭”の読み方と例文
旧字:沒頭
読み方割合
ぼっとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし教育の機関が金もうけに没頭ぼっとうしなければ立って行けないというようでも困るからね。田沼さんもそのことを言って非常に喜んでいられたよ。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
いわゆる奮闘いわゆる努力等に没頭ぼっとうする者は、ほとんど一粒の種も残さずに自分の力を消耗しょうもうするおそれあるをみる。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
和尚おしょうは朱筆に持ちかえて、その掌に花の字を書きつけ、あとは余念よねんもなく再び写経に没頭ぼっとうした。
閑山 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)