“諸肩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もろかた50.0%
もろがた50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
忠志君の頭の上には、昔物語にある巨人の城郭の樣に、函館山がガッシリした諸肩もろかたに灰色の天を支へて、いと嚴そかに聳えて居る。
漂泊 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
そのよそおいはとみれば、髪には垂鬘さげかつらをつけて紅白のくずの根がけを用い、打掛は、白無垢しろむく丸生絹まるすずし幸菱さいわいびしの浮織——それを諸肩もろかたからぬいで帯のあたりに腰袴のように巻いていた。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
忠志君の頭の上には、昔物語にある巨人の城廓の様に、函館山がガツシリした諸肩もろがたに灰色の天を支へて、いと厳そかに聳えて居る。
漂泊 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
諸肩もろがたつよく搖ぎつつ
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)