『白痴』
親父は大酒飲みで、ろくすつぽ仕事もせず毎日酔つぱらつては大道に寝転び、村長でも誰でも口から出まかせに悪口雑言を吐き散らすのが無上の趣味で、母親は毎日めそめそ泣いて、困るんでござります困るんでござりますと愚痴つてばかりゐる意気地なしなのである …
| 著者 | 北条民雄 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
| 初出 | 「山桜」1935(昭和10)年5月号 |
| 文字種別 | 新字旧仮名 |
| 読書目安時間 | 約4分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約6分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
飛蝗
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