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水馬
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すいば
ふりがな文庫
“
水馬
(
すいば
)” の例文
場所も
丁度
(
ちょうど
)
、この橋の川上だった。久しく打ち絶えていた
水馬
(
すいば
)
の競技が、何年かぶりにまた
催
(
もよお
)
されることになって、平七もその催しに
馳
(
は
)
せ加わった。
山県有朋の靴
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
二十騎ばかりの伴を連れて加茂川でひとしきり
水馬
(
すいば
)
をやってから、一糸纒わぬすッ裸で裸馬に乗り、京の大路小路を練りまわしたうえ、悠然と敦賀へ下って行った。
無月物語
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
「あるとも、
水馬
(
すいば
)
さえ
達者
(
たっしゃ
)
なら、らくらくとこせる
瀞
(
とろ
)
がある。ここだよ、お
侍
(
さむらい
)
さん——」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
二十騎ばかりの伴を連れて宇治の平等院でひとしきり
水馬
(
すいば
)
をやったうえ、一糸纏わぬすッ裸で裸馬に乗り、京の大路小路を練りまわしたうえ、悠然と敦賀へ下って行った。
無月物語
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
彼の命令で、
水馬
(
すいば
)
に自信のある者は、敵影のない深瀬の
淵
(
ふち
)
を通って馬を泳がせ泳がせ渡っている。——また一部の兵は、矢をくぐって、向う岸へかけあがり、
阿修羅
(
あしゅら
)
の吠えを放ッていた。
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“水馬”の意味
《名詞》
馬に乗ったまま水をわたる馬術。また、その馬。
あめんぼの漢名。
(出典:Wiktionary)
“水馬”の解説
水馬(すいば)は、ウマに乗って水を渡る、江戸時代、江戸幕府の年中行事のひとつ。
馬川渡、馬渡ともいう。
(出典:Wikipedia)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
“水馬”で始まる語句
水馬演習
水馬歯