“風来”の読み方と例文
読み方割合
ふうらい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文章は、上巻の方は、三風来ふうらい全交ぜんこう饗庭あえばさんなぞがごちゃ混ぜになってる。中巻は最早もう日本人を離れて、西洋文を取って来た。
予が半生の懺悔 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
ただしの「岩」こと岩丘いわおか岩九郎はその物凄ものすごい腕前をもって、単なる風来ふうらいギャングとしてでなく、或る有力者を脅迫し相当大ぴらに行動していた。
キド効果 (新字新仮名) / 海野十三(著)
昨秋からは追うてもてゝも戻って来る、いまだ名無しの風来ふうらいの牝犬も居る。然し愚な鈍な弱い白が、主人夫妻にはいつまでも忘られぬのである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)