“斑馬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しまうま25.0%
はんば12.5%
ふちうま12.5%
ふちこま12.5%
ぶち12.5%
むちこま12.5%
ゼブラ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わに駝鳥だちょう山羊やぎ鹿しか斑馬しまうま、象、獅子しし、その他どれ程の種類のあるかも知れないような毒蛇や毒虫の実際に棲息せいそくする地方のことを話し聞かせた。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
最近ラッドレー附近の一種馬場に於て飼育せられし一牝馬ひんばは、今より三年以前に見世物用の斑馬はんばと交尾して一匹の混血児あいのこを生み、飼主をして奇利を博せしめし事あり。
押絵の奇蹟 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
韓国の牛頭山ごずさんに降臨したという伝説も、同みことが大倭の地に棲んだと察すべき斑馬ふちうま逆剥さかはぎにしたという神話も、何となくこの想像を有力ならしむるもののように解せられる。
「その服屋はたやむねをうがちて、あめ斑馬ふちこま逆剥さかはぎにぎておとし入るる時にうんぬん」
神話と地球物理学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
毛むくじゃらの小さな斑馬ぶちも、やはり体じゅう真っ白になって、こほんこほん咳をしていた。わたしはそれをよくおぼえている。
天照らす大御神の忌服屋いみはたやにましまして神御衣かむみそ織らしめたまふ時に、その服屋はたやむねを穿ちて、天の斑馬むちこま逆剥さかはぎに剥ぎて墮し入るる時に、天の衣織女みそおりめ見驚きて陰上ほとを衝きて死にき。
車隊は、戦車の車軸や車輪に鋭い鎌を結びつけて、足の細い斑馬ゼブラに索かせて突撃して来るのである。鎌に触れた羅馬兵は、まるで菜の葉の様に刻まれてしまう。
大衆文芸作法 (新字新仮名) / 直木三十五(著)