“はんば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
飯場57.1%
半化14.3%
半穿14.3%
斑馬14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
背から受ける夕日に、鶴尖つるはしやスコップをかついでいる姿が前の方に長く影をひいた。ちょうど飯場はんばへつく山を一つ廻りかけた時、後から馬のひづめの音が聞えた。
人を殺す犬 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
色白のまゆの濃い、口許くちもとのしまった立派な人品だが、どこかに間の抜けたところがあるのと、いつもえへら笑いをしているのとで、「半化はんば又平またへい」と呼ばれている下郎又平であった。
半化け又平 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
木の皮で編んだ半穿はんばき、素足に草鞋わらぢといふ風態ですが、何にかのはずみで笑つたりすると、眼尻が下がつて飛んだ可愛らしい顏になります。
最近ラッドレー附近の一種馬場に於て飼育せられし一牝馬ひんばは、今より三年以前に見世物用の斑馬はんばと交尾して一匹の混血児あいのこを生み、飼主をして奇利を博せしめし事あり。
押絵の奇蹟 (新字新仮名) / 夢野久作(著)