“健児”のいろいろな読み方と例文
旧字:健兒
読み方割合
けんじ50.0%
こんでい25.0%
コンデイ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ともかくも当時秀才の登竜門とうりゅうもんだった一高の入学が叶って、首尾しゅびよく一高の健児けんじになりすまし、あらゆる文芸運動から遠ざかって、もっぱら向陵こうりょうの健児ということで、野次馬学に精進した。
滝口にも、古くから、防人さきもりとか、健児こんでいなどの、諸国の壮丁が詰めていた。御所内の滝口に兵舎があるので、滝口の衛士えじとか、滝口の武者などという称呼が生れた。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まそ+け・しといふ語が達者なといふ意を暗示して居るではないか(兵部令にちからびとの事を健児コンデイと宛てたのにも此辺の消息がうかゞはれ相である)
用言の発展 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)