“こんでい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コンデイ
語句割合
金泥66.7%
紺泥25.0%
健児8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雲の上には、金泥こんでいの光り輝く靄が、漂ひはじめた。姫の命を失ふまでの念力が、筆のまゝに動いて居る。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
皓歯しらはでその、足袋の紐に口紅の附いたのを見て、晩方の土の紺泥こんでいに、真紅の蓮花れんげが咲いたように迷出して、大堕落をしたと言う、いずれ堕落して還俗だろうさ。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
滝口にも、古くから、防人さきもりとか、健児こんでいなどの、諸国の壮丁が詰めていた。御所内の滝口に兵舎があるので、滝口の衛士えじとか、滝口の武者などという称呼が生れた。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)