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きんでい
ふりがな文庫
“きんでい”の漢字の書き方と例文
語句
割合
金泥
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
金泥
(逆引き)
金泥
(
きんでい
)
を置き墨のうえに
膠
(
にかわ
)
を塗って光沢を出したものを
漆絵
(
うるしえ
)
と呼び、べに絵とともに愛玩されたが、明和二年にいたって、江戸の
版木師
(
はんぎし
)
金六という者
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
此
(
かく
)
の如き
手摺
(
てずり
)
の法は進んで享保に至り
漆絵
(
うるしえ
)
と呼びて黒色の上に強き
礬水
(
どうさ
)
を引きて光沢を出し更に
金泥
(
きんでい
)
を塗りて華美を添ふるに至りしが、やがて寛保二
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
その
時
(
とき
)
、
黒装束
(
くろせうぞく
)
に
覆面
(
ふくめん
)
した
怪物
(
くわいぶつ
)
が澤村路之助丈えと
染
(
そ
)
めぬいた
幕
(
まく
)
の
裏
(
うら
)
からあらはれいでヽ
赤
(
あか
)
い
毛布
(
けつと
)
をたれて、
姫君
(
ひめぎみ
)
の
死骸
(
しがい
)
をば
金泥
(
きんでい
)
の
襖
(
ふすま
)
のうらへと
掃
(
は
)
いていつてしまつた。
桜さく島:見知らぬ世界
(新字旧仮名)
/
竹久夢二
(著)
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