“健(したゝ)” の例文
ニキタはぱツと戸(と)を開(あ)けるより、阿修羅王(あしゆらわう)の荒(あ)れたる如(ごと)く、兩手(りやうて)と膝(ひざ)でアンドレイ、エヒミチを突飛(つきとば)し、骨(ほね)も碎(くだ)けよと其鐵拳(そのてつけん)を眞向(まつかう)に、健(したゝ)か彼(かれ)の顏(かほ)を敲(たゝ)き据(す)ゑた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
白雪一塊、突如高き槻(けやき)の梢(こずゑ)より落下して、篠田の肩を健(したゝ)か打てり
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)